ルフィブログ ≪おねえちゃんのひみつ≫ 漢女斬!

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help リーダーに追加 RSS 【FF11】 東の国よりもっと東の国、かんこくw 【テンゼン〜キムチ〜キムチ〜】

<<   作成日時 : 2008/11/10 19:44   >>

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 私はその日、気まぐれでテンゼンの家へ遊びに行った。奴はこの大陸から遥か東の国から来たそうな。 
奴と茶をしばきながら談笑していると、東の故郷よりももっと東に国があるそうな。 
その名は【かんこく】。テンゼンは怒りに震える目で、私にその国のことを話し始めた。


 そこはテンゼンの家の外。地べたにはあのバカ三兄弟、または地獄のクズ三羽烏と言われている
チェブキー兄弟達が転がっている。
なぜって、それはあまりのうざったさに私がペンタスラストを叩き込んだからだ。

るふぃ「テンゼンよ、いつまであのゴミ共を飼っておくつもりだ?」

 そう言って茶をすする私を見て、ハッハッハ、と乾いた笑いをしたあと、テンゼンは困ったように頭を掻いた。

テンゼン「いやぁ、拙者も困っているのだ。どうにも離れてくれん」

 まあ今は離れてるっていうか、瀕死で地面に転がってるんだけど。
あれでも死なないのは、やはりバカなのが原因なのか。内藤といいヴァナには迷惑な奴らがひしめきすぎだ。

るふぃ「まぁ、それは両方バカだからかもしれんが……」

テンゼン「はは、これは手厳しい……」

 一度ブチのめされたからか、テンゼンは私に対して柔和な態度が見受けられる。
まあこっちの新しい舎弟みたいなもん。故郷のバスにはアホで有名なNajiがいるしね。
毎日やきそばパンとコーヒー牛乳を買いにパシらせてたら、Ayameが乗り込んできやがった。

 ミスリル銃士隊の仕事ができないからやめてくれ。だとさ。
じゃあお前が私の朝飯を作れよってことになって、それからは毎朝Ayameのクソまずいメシが家に
届くようになった。

 だけど私はそれに口をつけない。日頃の恨みで毒が盛られているかもしれないからね。
だから私はいつも、その弁当をモーグリに食わせているんだ。何度か泡吹いたりしてるけど、
そんなの私の知ったこっちゃない。
とりあえず私に毒を盛ろうとした腹いせに、あいつの妹をスラム街に捨ててきた。後は知らん。

るふぃ「そういや、テンゼンてこっからもっと東の国から来たんでしょ?」

テンゼン「うむ、日本というところでな。平和ないい国だ」

るふぃ「別に平和だからいい国とは思わんがね」

 私は興味が無さそうに虚空を見つめて呟いた。
少なくとも私達のような冒険者の場合、世界が混沌としていたほうが出番ややる事は多い。
平和なんてのは実際には表向きだけだったりするものだ。

テンゼン「世が荒んでいては、人の心も荒んでしまうやもしれぬ」

るふぃ「別にいいと思うよ。その程度でどうにかなるような奴は、どのみち必要ない。どんな状況でも
    自分にとってベストな選択をできる奴が一番賢い」

テンゼン「さすが冒険者は言うことが違うな……」

 私は目の前のまんじゅうに手を伸ばすと、遠慮せずに口に運んだ。
向こうの国の菓子らしいが、なるほど、こちらの物とは違う上品な舌触りだ。

るふぃ「まぁ、東の国の食べ物は中々いいと思うよ」

テンゼン「そう言ってもらえると拙者としても出した甲斐があったというもの」

るふぃ「そうそう、その日本って国のもっと向こうには、他に国とかあったりするの?」

 私は1つ目のまんじゅうを片付けると、二つ目へと手を伸ばしながら聞いた。
するとテンゼンは顔色を変えて話始めたのだった。

テンゼン「……実は日本のもっと東には他にも国がある」

るふぃ「ほー。興味あるねえ。やっぱこっちの北方みたいに獣人とかそういう類のがいんの?」

 私はまんじゅうを茶で流し込みながら、その更に東の国について尋ねた。

テンゼン「……あの国は獣人国などという生半可なものではない」

るふぃ「なに、もっと酷いの?」

テンゼン「比べるなら、グンパとマートくらい違う」

るふぃ「うわー微妙……。実力は違うけど人選が微妙」

 するとテンゼンは、いつもより鋭い目でこちらを見ると、唾を飛ばす勢いで話始めた。
つーか汚いからまず落ち着け。

テンゼン「かの国は【かんこく】。同じ人の姿をしてはいれど、中身はまるで狂った猿のようだ」

るふぃ「ふむ、要するに人間だけど相当のDQNってわけね。確かに獣人よりタチ悪いわ」

テンゼン「竹島は我等日本の領土!」

るふぃ「そんなん知らんがな……」

 テンゼンはおや?という顔をこちらに向けた。
大体お前の国の領土事情が私に解るわけないだろ。だったらそいつらぶっ飛ばせ。

テンゼン「北方領土もご存知ないか?」

るふぃ「知らん、っていうかやっぱ向こうでも北は色々アレか」

テンゼン「うむ、どうも北という方角はどの見地からしても不吉なようだ」

るふぃ「そいつらと戦争とかしないの?」

 私はニヤニヤしながら聞いた。冒険者にとって、戦いは最も自分らしさを発揮できるところ。
それはこの男も同じだろう。

テンゼン「昔、大規模な戦争があったらしい。我等はかの国の領土の半分ほどを占拠した」

るふぃ「凄いじゃん。でも今は違うってことは、失敗したってことだね?」

テンゼン「まぁ、そういうことだ」

 テンゼンは気落ちしたのかうつむいてしまった。
別に自分の国が無くなるほどではなかったのだから、そう落ち込むこともないと思うのだが。

るふぃ「じゃあ、そいつらに一番効くセリフがあるわけだ」

テンゼン「?」

るふぃ「もう一度支配されたいのか? って言ってやるのさ」

 私はニヤニヤしながらそう言うと、まんじゅうも無くなったのでここをあとにすることにした。
そんな昔話に付き合うほど、私は長い間生きているわけじゃない。振り返るのは、もっと歳を重ねた後でいい。

るふぃ「邪魔したね。まんじゅうごちそうさん」

テンゼン「ん……うむ」

るふぃ「将来その日本に行くことがあったら、世話になりに行くよ。ついでに隣の国ぶっ潰すの手伝っても
    いいしね」

 私は驚いた顔をするテンゼンに不適な笑みを浮かべると、まだあんこの味がする唇を舌で舐め取った。
今度友人に同じようなものを作ってもらおうか……。

 玄関から外へ出ると、まだチェブキーのバカ兄弟がうずくまっていた。衰弱状態なのか、いつになく弱々しい。
私に気付いた3人は恐れをなしてビクビクとしているようだったが、気分が良かったのでメザラクの石突の
部分で頭を小突いただけで許してやった。


 まぁ、特別こいつらが何かしたわけではないんだけど。存在がイライラするのは誰もが賛同してくれるはずだ。
いつか日本へ行く日が来るのだろうか……。
まだ見ぬ世界に想いを馳せながら、冒険の旅は続く。



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